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胡桃のエッチな恋愛事情

第55章 椎名佳祐の帰国⑥

『身体も心も癒します』


単純だが数あるメールの中から

この『真二』という45歳の男性を選んだ。


日曜日の日中

私は目印の白い春物のコートに身を包み

駅前に佇んでいた。


「マイコちゃん?」


背後から声を掛けられ振り向くと

目印の新聞を手にした

45歳という年相応の男性が

息を切らせながら立っていた。

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