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胡桃のエッチな恋愛事情

第55章 椎名佳祐の帰国⑥

ガウンを身に纏いソファーに腰掛けた。


「私に契約を切る力なんてありません」


久し振りのタバコを吸う。


「ただ……藤岡社長さんに犯されたという
告げ口なら出来ますけどね」

「そんな……犯すだなんて……」


「ここで口論するつもりはありません。
名刺を置いて出ていきなさい。携帯番号も
お忘れなく」


真二は着替えポケットから名刺を取り出し

震えた手で携帯番号を書き記した。

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