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胡桃のエッチな恋愛事情

第63章 行方不明の佳祐の事情

『ピンポ~ン』


「もうッ!せっかくいいところだったのにぃ」


加奈子は何日も前から脱ぎ捨ててある服を

いそいそと纏い玄関に向かう。


俺は裸のままベッドに寝転んでいた。


「ちょっとッ!!!何なんですかッ!!!」


玄関先で加奈子の奇声が聞こえる。


俺に向かってズカズカと足音がしてくる。


俺は震え上がり

身体を起こすことがやっとだった。


足音の主は斗真専務だった。


「行くぞ」


裸の俺に向かってそれだけを言い残し

部屋から出ていった。

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