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胡桃のエッチな恋愛事情

第64章 椎名佳祐の帰国⑫

「心配を掛けたんだ。まず謝れ」


斗真専務が佳祐に声を掛けると

よれよれとお年寄りの様に

ソファーから立ち上がり

アリスと私に向かい深々と御辞儀をした。


「すみません……でした……」


佳祐は頭を下げたまま震えている。


私もアリスも佳祐には声を掛けず

たった今佳祐が立ち上がった

ソファーに腰掛ける。

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