テキストサイズ

胡桃のエッチな恋愛事情

第32章 平井常務との情事

「独立するんだ」


平井常務はそれだけを口にすると

大きな窓ガラスから夜景を眺めた。


「独立って……本條辞めちゃうんですか?」

「あぁ……本條に居ても頭打ちだしな」


同族経営の難点。


「常務じゃダメなんですか?」

「何事も一番ではないと意味がない」


どこまで野心家なんだろう。


「そこでだ」

「はい……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ