
~羞恥学園~
第4章 大浴場
布団にくるまっていると、いつの間に眠ってしまった。
バタンと扉が閉まる音で目が覚めた。
起き上がると、笠原君が肩にタオルを掛けてお風呂から戻ってきたところだった。
「あ…一応、夕飯の時声掛けたけど…」
「……食欲ないから大丈夫」
「そうか……具合悪い?」
「ううん…大丈夫…ちょっとホームシックになっちゃっただけだよ!」
笠原君がさっきの男子達や先生みたいな人じゃなくてほっとする。
さり気なく優しいし…
「あー…とりあえず風呂入ってくれば?女子の大浴場の場所わからねぇけど…」
「うん…」
お風呂……流石にお風呂は大丈夫かな…?
お風呂は入らないとキツいし…
私は着替えを持って部屋を出た。
