
~羞恥学園~
第2章 高校生活
恐る恐る配られたプリントを確認すると、嫌な予感は的中してしまった。
男子と相部屋……。
笠原大毅(かさはら だいき)と書かれていた。
ん…?何か…見覚えがある。
とりあえず、荷物を持って部屋割りの部屋へと向かった。
部屋のドアには本当に鍵は付いていない。
部屋に入ると…相部屋の笠原君が荷物を広げていた。
「あ…」
「…うわ。佐倉?…っつーか、まじで女子と相部屋だったんだ」
通りで名前に見覚えがあると思った…。
笠原君は小学校が同じだった。
小学校の時の笠原君は無口でほとんど人と話してるところを見た事がなかった。
ただ…ちょっとかっこいいなぁとは思ってたけど…。
相変わらず…かっこいい……背も伸びてる。
「えっと……笠原君…相部屋よろしくね!」
「よく男子しかいないところで生活しようと思うな?…面倒起こすなよ?」
笠原君はそう言うと、本棚に本を並べ始めた。
う…あんまり仲良くしてくれなさそう…。
