
~羞恥学園~
第3章 トイレ
そういえばこの部屋…おトイレとお風呂ない?
おトイレ行きたくなっちゃった…
部屋にあった扉を開けてみるけど、そこはクローゼットだった。
「何してんの?」
「えっと…おトイレ…何処かな?」
「部屋出て左側歩いてれば男子トイレならあったけど?女子トイレは知らない」
「ありがとう!」
笠原君の言われた所に行くと、男子トイレがあった。
中で男子が何人かたむろっている声が聞こえた。
ここには入れないし…
えっと…女子トイレ何処だろ…?
「あ、君は…今年度入学の佐倉だな?どうかしたのか?」
キョロキョロしていると、ちょうど先生に声を掛けられた。
「あの…女子トイレの場所が…?」
「何を言っているんだ?ここには女子トイレはないぞ」
「え!?」
「来賓用のトイレは一つだけあるが、生徒の使用は禁止だ」
「そしたら……私、ここに入るんですか…?」
「当たり前じゃないか。他の男子生徒と同様。女子だからといって特別措置はないと規約に同意したはずだろう?」
「で、でも…中に男子がいます…」
「仕方ないな。先生が一緒に入ってやろう」
先生に背中を押されて、私は男子トイレに入らされる。
