COLOR’S~殺したのは私~
第9章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)①
「花火大会……一緒に行かない?」
琥珀の誘いに驚いた。
俺のサッカーの試合を影で見守るような女である。
部室の前に居たのだって校舎の影でひっそり応援している所をサッカー部員に見つかってしまい強引に連れて来られてしまったのだろう。
寝込んでいる朱夏に琥珀は俺の引退試合を見に行くことは告げていないはず。
どうせ家に居たって朱夏の裸体を思い出しながらモノを擦るだけだ。
「いいよ。でも……」
俺の中の一番である朱夏にバレては困る。
「朱夏にも碧海にも内緒にしてほしいの」
琥珀から俺にとって都合がいいお願いをしてきた。
「俺はみんなの一茶だからか?」
「ぅん……抜け駆けがバレたら怒られちゃう」
「分かった。俺と琥珀の秘密な」
ただ琥珀と一緒に花火を見るだけだと自分に言い聞かせる。
琥珀の誘いに驚いた。
俺のサッカーの試合を影で見守るような女である。
部室の前に居たのだって校舎の影でひっそり応援している所をサッカー部員に見つかってしまい強引に連れて来られてしまったのだろう。
寝込んでいる朱夏に琥珀は俺の引退試合を見に行くことは告げていないはず。
どうせ家に居たって朱夏の裸体を思い出しながらモノを擦るだけだ。
「いいよ。でも……」
俺の中の一番である朱夏にバレては困る。
「朱夏にも碧海にも内緒にしてほしいの」
琥珀から俺にとって都合がいいお願いをしてきた。
「俺はみんなの一茶だからか?」
「ぅん……抜け駆けがバレたら怒られちゃう」
「分かった。俺と琥珀の秘密な」
ただ琥珀と一緒に花火を見るだけだと自分に言い聞かせる。