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COLOR’S~殺したのは私~

第1章 プロローグ

2015年8月あつぎ鮎まつり花火大会

青島一茶は幼馴染みである三つ子姉妹の
一人の女に花火大会に誘われた。

「小さい頃はうちの家族と一茶の家族で
毎年来てたね」
「あぁ……」

浮かれ気味の女をよそに
一茶は心ここに有らず状態だった。

「帰りに公園に寄って残りのビール
一緒に飲もうよ」

女が持参したクーラーボックスには
二本の缶ビールが残っていた。

「雨降りそうだし……それに……」

一茶は女の誘いに躊躇う様子を見せる。

「明日、うちの親に結婚の挨拶に来るから
その準備で忙しいとか?」
「そんなことは……分かったよ」

そう言われてしまうと
やむなく了承するしかない一茶だった。

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