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COLOR’S~殺したのは私~

第22章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)③

「一茶……泊まっていって。一緒に居て」

一茶が言っていた悟史と哲也って人のこと、そして何よりセフレのことを説明してほしい。

誤解されたまま帰ってほしくない。

「帰るよ。そういう気分じゃ……悪いな」

一茶は肩を落としながら呆気なく帰っていった。

そこまで朱夏に思い入れがあるのか。

……碧海なら何か知っているかもしれない。

悟史と哲也って人のことやセフレの件も知っているかもしれない。

悩み事や困ったことがあると私はいつも碧海に相談していた。

そして毎回的確な指示や答えをくれる。

碧海だったらこのモヤモヤを吹き飛ばしてくれる。

碧海に聞いてみよう。

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