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COLOR’S~殺したのは私~

第4章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)①

「とか何とか言っちゃって緊張しちゃってる?」
「俺が選んでやろうか?」

二人が俺を煽りまくる。

「うるせ───!!!ちったぁ黙ってろ!!!」

朱夏……ふざけていると思われそう。
琥珀……確実に泣く。
碧海……真面目なだけに殴られそう。

考えれば考えるほど迷宮入りだ。

「一茶まだぁ?」
「早くしろよな~」

決断出来ずにいる俺に二人が苛つき始めた。

決められるわけがない。

俺は三姉妹を平等に想っている。

ただただ三姉妹の携帯番号を画面上に
順に表示しているだけだった。

「俺が決めてやる!携帯貸せ!」

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