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COLOR’S~殺したのは私~

第35章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)④

「男の風上にも置けねー野郎だな」
「あ?言ってる意味がよく分かんねーし」

俺の手を掴む宇田川の手を払いのけ作業を再開した。

「さっき俺の女だとかほざいてたよな~。
訂正しろよ。俺がストーカーしてる女だって」
「何を根拠にそんなこと言ってんだよ。
仕事の邪魔だ。消えろ」

宇田川は俺をストーカーにでっち上げようとしているのだと思った。

琥珀と上手くいくには俺のことが邪魔で、こんなくだらないストーリーを思い付いたのだと思っていた。

そういえば先程これ見よがしに琥珀とハグをしていた。

馬鹿な男だ。

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