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COLOR’S~殺したのは私~

第49章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)⑦

翌日の月曜日、仕事を終え帰宅する途中でラブホの前で立往生している車を見掛けた。

普段なら通過してしまうところだが、車のナンバーが俺の地元である相模ナンバーで懐かしく感じ、縦列して車を停車した。

運転中は見えなかったが立往生している車の死角で小柄な女性が携帯電話を片手に困っている様子で右往左往していた。

「どうしました?」

声を掛けて振り向いた女性は眼鏡を掛けていて、いかにも理系女子という雰囲気を醸し出していた。

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