テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第56章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)④

母親も朱夏もかなりの上機嫌で歓迎ムード満載だった。

母親に至っては俺と琥珀が別れたことが余程嬉しかったのだろう。

俺と琥珀の仲を猛反対していた理由は未だに不明のままだが。

「いただきま~す」

朱夏は当たり前のように俺の横に座ると、ちらし寿司を美味しそうに頬張っていた。

「花火大会一緒に行こうね」
「あぁ……そうだな」

二年間という空白を感じさせないほど朱夏は自然体であり、俺はというと久し振りの再会で心無し緊張していた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ