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COLOR’S~殺したのは私~

第60章 一茶VS碧海(ISSA SIDE)④

「誰が育てようと私は一茶との子供が欲しいの……朱夏に想いがあっても構わない」
「碧海……そこまで俺のことを……」

碧海が俺に抱き付いた。

「好き……この二年間ずっと我慢してた……
一茶への想いを封じてた……」
「碧海……」

抱き返そうとする手を止めた。

俺には朱夏が居る。

朱夏を裏切るわけには……

碧海が俺に唇を重ねた。

「ごめん……キスだけで充分だから……ありがとね」

俺から離れようとする碧海を……

抱き寄せた。

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