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峰尾警部補は司法解剖のリストに目を通した。

口や鼻を圧迫されている形跡は無い。

雨水や公園の砂利が少量ではあるが口内に含まれていたということだったが、それも自然なことであり不思議はない。

「峰尾警部補そろそろ時間です」

犯行時刻とされる23時、青島一茶殺害後、犯人が雨宿りしていたとされる靴屋の前の横断歩道で現場検証が行われた。

峰尾警部補を始めとする捜査一課数名が待機している中、白石家の三姉妹を連れた女性警察官が現れた。