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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

碧海は何故ここまでしてくれるのだろうか。

一茶に想いがあるようには見えなかった。

やはり琥珀を憎んでいるのか。

琥珀を徹底的に追い込もうとしている。

私じゃなくて良かった……

碧海には太刀打ち出来ない。

「その不倫動画を私のパソコンに送ってくれない?」
「え……それはちょっと……」

碧海は穏やかな表情を見せた。

「大丈夫。朱夏の悪いようにはしない。約束する」
「この動画をどうするのかだけ教えて。私には教えてもらう義務があるよね」
「細工して琥珀の会社に送り付けるだけ。海外のサーバー使ってね」

やはり碧海は怖い。

敵か味方か分からないけど碧海の意向に従うしかない

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