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COLOR’S~殺したのは私~

第67章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑦

「お直しに10日ほど頂きたいのですが」

10日間ということは花火大会には間に合わない。

「何とかなりませんか?せめて今週の土曜日までに」
「生憎メーカーが混み合っておりまして……申し訳ございません」

他の宝石店も考えたが俺はこのエメラルドの指輪に魅了され、この指輪を朱夏の薬指にはめたかった。

「じゃあそれで結構です」

仕方ない。

花火大会の後、もう一度朱夏に会おう。

「リングにメッセージを刻めますけどいかがなさいますか?例えばですね……」

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