テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第72章 エピローグ(AOMI SIDE)

一茶にはくどいくらい避妊を促していた。

「ふ……不倫相手の子でしょ?そ……そうでしょ?」

発する声が震える。

「宮路所長とは100%の避妊をしてた。だって不倫だよ。宮路所長だって愛娘がいるわけだし」
「ひ……避妊に100%なんて無いでしょ」

私としたことが……

これほどまで動揺してしまっている。

「私は愛する人の……一茶の子を身籠った。分かるの。理屈じゃ無いけどね」
「だ……だって一茶とは避妊……」

一茶は避妊をしていたはず。

私の言うことには絶対服従だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ