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一茶と私が御用達にしているラブホが花火大会の日に限り予約制になっているということを知ると一茶は我先に予約を入れた。

当日はお互いの友人の家に泊まると親に嘘を付き辻褄を合わせることになった。

しかし花火大会当日
用意周到に行われた計画が無駄になった。

一年前と同様、私は風邪を引いてしまい風邪だけならまだしも高熱まで出てしまった。

花火大会の前に一茶が所属するサッカー部の引退試合も行われる。

三年生の一茶が最後にユニホームを着ている姿さえ見れず私はベッドの中で高熱と戦っていた。