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真知子からの招待状

第60章 直也から真知子への招待状

「真知子ぉ……元気だった?」


玄関先で真知子の母親が出迎える。


「お母さん……お母さんごめんなさい」


真知子と母親は泣きながら抱擁を交わす。


20年振りの再会である。


その様を見届けている俺に

「馬鹿息子」と背後から声がした。


それは車椅子に乗った

真知子の父親であった。

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