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真知子からの招待状

第60章 直也から真知子への招待状

「どれだけこの日を待っていたことか……
ねぇ?お父さん……」

「待たせすぎだぞ!この親不孝もんが!」


ほっと胸を撫で下ろしたところで

ようやく気付いた。


父親の言語がハッキリしていた。


そして車椅子の乗り降りも自らしていた。


「直也さん、仕事はどうするの?」

「それはもう考えてある」


児童養護施設の開設である。

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