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真知子からの招待状

第60章 直也から真知子への招待状

「直也さん、私にもお手伝いさせて」

「当たり前だ。俺は経営には向いていない」


真知子はあっさりとLPH RESORTを手放し

株式会社NIKAIDOHごと理佳に一任した。


「父ちゃんも母ちゃんも忙しくなるぞ」

「どこまで親不孝なんだ。この馬鹿息子が」


真知子の父親には子供たちに

昔の遊びを教えてもらい

母親には食事面を請け負ってもらう。


「そろそろ行くか」

「ぅんッ」


『幸せへの招待状』を

大切そうに抱える真知子と共に

区役所へ向かった。

               おわり

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