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真知子からの招待状

第10章 二階堂真知子という女④

「な?面白い話だろ?おまえんとこ
いくら融資出来る?一億だと?ケチ臭いこと
言うな」


この類いの内容を数人の人に聞かせていた。


一通り電話を終えた社長は

興奮冷めやらぬ状態で

息を切らしていた。


「明日から忙しくなるぞ」

「社長……私……何て言ったら……」


『ありがとうございます』だけでは

済まされない。


「ひとつ条件を出させてくれないか?」

「条件……ですか?」

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