真知子からの招待状
第17章 深田(現:笹本)千夏への招待状
呆れた。
自分のこと棚に上げてまで
この状況を乗りきろうとしている。
「申し遅れました。当LPH RESORT支配人
二階堂真知子でございます」
千夏の顔が凍り付く。
「二階堂……真知子……」
「御無沙汰しております」
「嘘……でしょ?だって顔が全然……」
「お金にものを言わせましたから。
そんなことより千夏さんにお渡ししたい
モノが」
「な……何よ」
「笹本千夏様、地獄への招待状をお届けに
参りました」
離婚届という名の招待状。
自分のこと棚に上げてまで
この状況を乗りきろうとしている。
「申し遅れました。当LPH RESORT支配人
二階堂真知子でございます」
千夏の顔が凍り付く。
「二階堂……真知子……」
「御無沙汰しております」
「嘘……でしょ?だって顔が全然……」
「お金にものを言わせましたから。
そんなことより千夏さんにお渡ししたい
モノが」
「な……何よ」
「笹本千夏様、地獄への招待状をお届けに
参りました」
離婚届という名の招待状。