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真知子からの招待状

第19章 本條斗真の決断①

身元を明かす類いの物は何も持っておらず

唯一持っていたのが

『お姉さん』だと思われていた女性の名刺。


「その名刺の女性『お姉さん』の
名前は分かりますか?」

『ごめんなさい。覚えてないです。
お姉さんじゃないんですか?』


この問いには返事をしなかった。

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