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真知子からの招待状

第21章 本條斗真の決断②

「これはこれは斗真専務。お呼び立て
してしまい申し訳ない」


新宿の一等地にある高層ビル。


最上階にオフィスを構え

社長室はうちの父親の社長室よりも広く

高級な調度品をあしらえ

新宿を一望する眺めもいい。


「お忙しいところ、申し訳ございません」

「愛する胡桃の為ですから
時間は惜しみません」


平井直也は躊躇なく『愛する胡桃』と
言って退けた。

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