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真知子からの招待状

第4章 実技試験

順応性があり受け答えも柔らかく

時折見せる笑顔が愛くるしい。


「伊達、始めなさい」

「承知致しました」


伊達がルームサービスの制服に手を掛けると

佐伯胡桃は躊躇う姿を見せつつ

眼を閉じ身体を震わせた。


大丈夫よ。


記憶を失う前のあなたにしてみれば

挨拶みたいなものよ。

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