テキストサイズ

真知子からの招待状

第36章 佐伯胡桃の想い②

「胡桃さんに見てもらいたいモノがあります」


斗真がスーツの内ポケットから

取り出したのは私の携帯電話だった。


どうして斗真が持っているの?


心臓の爆音が止まらない。


あの時……

鵠沼海岸の砂浜で

メモリーを削除しながら

眠ってしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ