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真知子からの招待状

第36章 佐伯胡桃の想い②

「何もかも失いたいって彼女は言っているけど
俺が側に居たらダメかな?」

「私に聞かれても……」


それ以上言わないで!


「一緒に出直すことが出来るのは俺だと……
俺しかいないと思ってる」

「やめて……」


涙が頬を伝う。


斗真は勘づいている。


だいぶ前から。

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