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真知子からの招待状

第42章 佐伯胡桃の想い④

二人で大笑いした。


こんなに笑ったのは久し振り。


「『胡桃』なんて名付けちゃって、アリスは
大丈夫なの?」

「何言ってんだよ。アリスが名付け親だ」


アリスが……

私の名前を……

これほど嬉しいことはない。


「アリスも胡桃のこと心配してたよ。俺に
『早く胡桃の元へ行ってあげて』って」

「アリス……」

「胡桃とアリスは友達だろ?」

「ぅん……そう……友達……」

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