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真知子からの招待状

第45章 平井直也の決断⑥

「直也さん……ちょっといいかしら」


真知子の母親が俺を手招きする。


真知子の実家に通い続け数年になるが

二階に上がるのは

今日が初めてだった。


「ここが真知子の部屋よ」


淡いピンク色のカーテンと絨毯。


ぬいぐるみの数々。


大型テレビ。


ピアノ。


そして学習机。

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