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真知子からの招待状

第45章 平井直也の決断⑥

独立して以来

本條グループに脚を踏み入れるのは

初めてのことになる。


社長室の扉の前で胡桃と手を繋ぐ。


「失礼します」


扉を開けると……


扉に背を向けた見知らぬ裸の女性を

本條斗真が抱き締めていた。


繋いだ胡桃の手に強く力が入る。


本條斗真と目が合ったが

全くと言っていいほど

動じる様子は無かった

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