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真知子からの招待状

第46章 本條斗真の決断⑤

真知子は俺の腕の中からするりと抜けた。


「斗真さん……まだ終わっていません」


真知子は着替え始めた。


「僕はもう終わりにしたいんです」


胡桃が確固たる決意をしたんだ。


俺の元には戻ってこなかったんだ。


さすがに終わっているだろう。


「言い方を変えますね。終わりにしては
いけません」

「同じことです」


真知子は着替え終わり

バッグを手にした。


「でしたら斗真さんは好きにしてください。
私は私のやり方で直也さんを奪ってみせます」

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