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真知子からの招待状

第48章 平井直也の決断⑦

これは悪い夢だ。


本條斗真が抱き締めている女性は

昔の真知子だ。


こんな悪夢のような

馬鹿げた話がこの世にあるのか?


夢じゃない。


右手から胡桃の温もりが伝わる。


夢じゃなかったら何だというんだ。


この現実を受け入れたくなく

扉を閉めることがやっとだった。

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