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真知子からの招待状

第48章 平井直也の決断⑦

「斗真も、いくらなんでもあんなに
痩せこけたオバサンを相手にしなくても
いいのにね」


耳を疑うような一言が聞こえた。


胡桃の話を散々流すように聞いていたのに

この発言だけは俺の耳に届いた。


「痩せこけたオバサン」


いくら胡桃とはいえ

真知子を侮辱するようなことは許さない。


胡桃の顔を殴り付けた。


男性店員に羽交い締めされるまで殴り続けた。


サイレンの音が徐々に近付いてくる。

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