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「今の両親が子宝に恵まれなくて
どうしても家業を継ぐ人間は身内がいいと
いうことで俺に白羽の矢が立ったってわけ」


本條グループ代表取締役


会員のデータに掲載されている。


「寂しくない？本当の御両親と離れちゃって」


斗真は微笑む。


「全然。社長までさせてもらって
感謝してるし幸せだよ。本当の家族とも
会ってるし。俺には家族が2つもあるんだ。
あ！3つ目が出来るんだった」