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真知子からの招待状

第53章 佐伯胡桃の想い⑦

私の家族は誰一人として

花には興味がない。


それ故に毎日花を交換するとは

考えにくい。


毎日違う香りの花に癒される。


朝、目覚めると決まって

これまでのことを思い出し

反省することが日課となる。


記憶を失う前の私は

全てを投げ出し逃げた。


自分が進むべき道が分からなかった。

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