テキストサイズ

メールを探して…

第2章 あの人を探して

山梨さんはカフェラテを静かに飲んで考えた。

「…ごめん!私もこれだけじゃデータ不足みたい。」

「そっかあ…」

正直、言って人探しってここまで大変だとは思ってなかった。
迂闊だった。
その時、唐突に山梨さんが口を開いた。

「相沢さん、彼の誕生日は確か12月だったよね?」

「えっ?そうらしいけど?」

すると山梨さんは軽く首を傾げ、呟く。

「12月…まさかね。」

そんなこと有り得ないと首を降る。
何がそんなことかと聞いたが、山梨さんは答えてくれなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ