ジッパー様
第16章 刺激を求めて
「ハルカちゃん、どこ行くん? こんな所にいたら、風邪ひくで」
「! セイヤさんっ……」
腕を掴んできたのはセイヤさんだった。
「どうしたん?」
「あ……なんか音が聞こえて……」
「音?」
セイヤさんは耳を澄ませたあと、険しい顔つきになった。
「せやったら早う中に入ろう。もしかしたら熊が出たのかもしれへん」
「……熊!?」
「たまに出るんや。だから、外に出たらだめやで」
私は頷いて、セイヤさんと一緒に別荘の中に入った。
「身体冷えてんで」
そう言うと、セイヤさんは私を優しく抱きしめてくれた。
「……っ……」
でもセイヤさんの身体もなんだか冷たい。
もしかして外にいたの?
「! セイヤさんっ……」
腕を掴んできたのはセイヤさんだった。
「どうしたん?」
「あ……なんか音が聞こえて……」
「音?」
セイヤさんは耳を澄ませたあと、険しい顔つきになった。
「せやったら早う中に入ろう。もしかしたら熊が出たのかもしれへん」
「……熊!?」
「たまに出るんや。だから、外に出たらだめやで」
私は頷いて、セイヤさんと一緒に別荘の中に入った。
「身体冷えてんで」
そう言うと、セイヤさんは私を優しく抱きしめてくれた。
「……っ……」
でもセイヤさんの身体もなんだか冷たい。
もしかして外にいたの?