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ジッパー様

第17章 なり損ないの末路【セイヤside】

『なり損ないとはいえ、ジッパー様のきょうだいですもの。あたしたちに任せて』


 いちごはそう言うと、メイド女と共に化け物たちに近づいた。そして注射器を化け物たちの身体に刺すと、化け物たちは更に変異して合体した。


 監視カメラ越しだったが、吐きそうになった。ありえない、あの塊は……。


 とにかく自分たちは手を出せないので、その後のことは彼女たちに任せた。


「セイヤさん、次の男はいつ来るのかしら? ああっ、楽しみだわ! ハルカが男たちに凌辱される姿を早く見たいわ!」


 突然いちごが、ハイテンションで会話に入ってきた。
 この女はいつもこうだ。ハルカちゃんが男に犯される様を監視カメラで楽しそうに観ている。


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