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ジッパー様

第7章 忍び寄る手

 夢を見た。
 それは、会社のデスクで片桐部長に身体を触られている夢。
 なぜか私は片桐部長の膝の上に乗っていて、背後から胸を揉まれている。


「……やっ……ん……ん……」


 触り方がとても気持ちよくて、思わず声が出てしまう。
 周りはみんな仕事しているから、気づかれてはいけないのに。


 片桐部長は太ももに手を滑らすと、大胆にもワンピースを腰辺りまで捲り上げてきた。


「……あっ……」


 片桐部長のゴツゴツとした手が、下着越しに私の股間に触れる。


「……ンッ」


 指で少しなぞられただけで、身体に電気が走る感覚がした。


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