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「…………んんんあっ」


思わずのけぞった。
椅子の上の、不安定な格好で、力一杯貫かれる。


「…ふ…可愛い……にの。もっかい、にゃあって、言って」


相葉さんがささやくけれど。
痛みと快感とで、俺はもう何がなんだかわからずそれどころじゃない。

折り畳まれた体の最奥に、熱いものを感じて、足はぶるぶる震え続けてる。

相葉さんが、俺の腰を支えてるけど、この手がなかったら、俺は椅子からずり落ちてしまいそうなくらい力が入らず、ただただ、彼に委ねてる状態だった。


「相……葉さ……」

「にのちゃんの中あったかい……気持ちいいよ……」

「……ああ……」


抱えあげられた足が、目に入る。
内臓が全部上に圧されてるみたいで、息がしづらい。


俺、今、体めちゃめちゃ柔らかくない？


相葉さんは、俺にふわりとキスをして、ふふっと笑った。

彼がみじろぐたびに、体のなかの相葉さんの塊が、ぐっと生き物のように動き、俺はあられもない声をだしそうで、唇を噛んだ。


「……んん」

「にの……耳たれてる」

「んー……っ」


さわさわと耳を触られ、ピクリと震えた。
耳もブルルっと震えたみたいだ。

その俺の反応をみて、相葉さんは、突っ込んだまま、あちこち撫でてくる。

我慢してたけど、どんどん体が熱くなってくるのを自覚する。


どうしよう……物足りなくなってきた。


何度も体を合わせてる仲だ。
相葉さんと繋がると、条件反射的にあそこが収縮を始めた気がする。



「突いてほしい……？」

「…………」

「俺ので、突いてほしいでしょ？」

「…………」

「ねぇ」


今日は、そういうプレイなのかよ？ってくらい、相葉さんは、俺に、なにかしら恥ずかしいことを言わせたがった。