僕のまーくん。
第25章 サプライズ計画
A「かずくん……」
N「まーくん……」
ふたり目を合わせた瞬間。
ピロンッ♪
テーブルの上の僕のスマホの
LINEを知らせる
着信音が、軽快になった。
ふたり同時に、スマホを睨む。
N 「いいっ!シカトしよっ」
甘い甘~いまーくんとの時間を
邪魔されたくないっつーの!
A 「かずくん……」
そう僕の名前を甘い声で
呼んだまーくんの横から、また
ピロンッ♪
!?
ピロンッ♪
!!?
ピロンッ♪
ピロンッ♪
ピロンッ♪
ピロンッ♪
!!!!??
N「だぁ~あっ!んもうっ!何よ!」
連打すんなっ!!
まーくんも、僕からヤレヤレといった
感じで苦笑いして離れた。
A 「見てみなよ?くふふっ」
……まーくん、
笑ってるから、大丈夫だよね?
せっかく、甘い時間のお楽しみは
今からだったっつうのに、
下の疼きも、すっかり収まっちゃったし。
N 「くそっ!誰だよ!」
僕はイライラしながら
テーブルのスマホを、乱暴に
手に取って確認した。
A 「かずくん、言葉!くふふっ」
横でまーくんが、笑ってる。
スマホの画面を確認して、
僕は思わず、
N 「はっ!?」
って、でかい声で叫んだ。