
僕のまーくん。
第27章 潤くんと櫻井先輩の関係
N「まーくん、行こっ」
A「うん……なんか見なきゃ良かった?」
N「見ちゃったもんは、しょうがないよ」
A「あっ!でもさ僕らもあの二人と
次会うときは、ダブルデートとか
出来るんじゃない? 」
………………。
まーくん、また急に……。
まーくんは、昔からそうだ。
急に前向きになるし。何事にも
ポジティブな考えの持ち主だから。
今、動揺していたばかりなのに
急に話がすごい方向にいっちゃって。
ついてけない時もしばしば。
A「ねぇ!?楽しそうじゃない?
かずくん!」
ニコニコ太陽みたいな、まーくんの
笑顔を見ていたら、
N「そうだね……ハハッ」
もう、笑うしかない。
見えなくなった、あの二人を後にして
僕らも帰る事にした。
あの二人の真相は、彼らの口から直接
聞いた訳じゃないけど、
あの雰囲気は絶対、カップル決定だね。
潤くんには、今から学校行くから。
なんてLINEしちゃったけど……
もう、いいや。
帰ろう。
まーくんと元来た道を歩いて帰りながら
A「かずくん、松潤の誕生日どうするの?」
なんてまーくんが聞いてくるから。
N「う~ん」
サプライズが出来なくなったし、
今はまだ分かんないや。
N「とりあえず、また考える」
事にした。
先輩と潤くんが、こんなに早く
上手くいって、まさか、もう
キスしてるような、仲だったなんて
夢にも思わなかったから。
僕の考えていたのは、またゼロに
なったわけで。
潤くんの数日後の誕生日お祝いは
また、一から考えなきゃだ。
