
僕のまーくん。
第37章 かずくんがヤバい!?
あんまり、昼休みも時間なくなってきちゃったな。
時計をふと見て思った。
そろそろ、こいつと話をつけないといけない。
さっきから紹介しろってうるさいし。
でも、僕のまーくんをあんたが告白したい理由で
簡単に紹介なんてしたくない。
「紹介してくれるなら、もうつけたりはしません」
……今聞いた言葉を頭ん中でリフレインする。
お前、どの口が言ってんだよ!
くそぉ!
N「……ねぇ……お前、男が好きなの?」
……自分の事は棚にあげて急に話をふった。
だって、だってさ。
なんでよりによって、まーくんなんだよって
思うじゃん。
「男が……って言うか、あの人がいいんです」
…………。
きっぱり、言い切ってくれますね。
マジに、これじゃあ僕のライバルなわけよね。
「正直……あなたが羨ましくて仕方ないです」
N「は?」
「だから、いつも側にいれるあなたが羨ましくて
……つける度に、あなたになりたい!って
思ってました」
マジですか……。
僕を度々見てたのは、そういう思いから見てたって
事だったのね。
……潤くん、あんたの勘は今回は
大ハズレでしたよ?
さっきの潤くんとの会話をふと思い出した。
「ニノの事、好きなのかもよ。気をつけろよ」
って。
……僕じゃなくてまーくんだったし。
しかも、気をつけなきゃいけないのは
まーくんのほうだし。
そんなまーくんを紹介しろって……
あー、頭痛い。
