
僕のまーくん。
第42章 綾野くんpart3学校編
「あ、あの……嫌がらせとかされてるんなら……
お、俺も何か出来る事なら二宮くんの
おぉ、お力になりたいんです!」
力強く言ってしまったけれど……
す、すみません。
お、俺なんかに言われても…って感じですよね?
なんて、でしゃばり過ぎた自分に
ちょっと、はぁ……っと
心の中で落ち込んでいたら
N「ありがと!うん、大丈夫。うん……でも
なんかあったらまた、聞いてね?」
ニッコリ優しく笑ってくれてる二宮くん。
……本当に大丈夫かな?
っと心配になりましたが、二宮くんが
そう言うなら俺もあんまり深く聞かない
ほうがいいかもって、言いたい事飲み込んで。
「分かりました。お、俺で良かったら
いつでも話してくだ、くださいね」
噛みながらも、ちゃんとそれだけ言えて。
二宮くんを見てちょっと笑ってみせた。
N「……まーくんを好きだって言ってくれた
のが、綾野くんで良かった。フフッ」
えっ……?
どういう意味ですか?
それ……
固まったまんま、二宮くんを見ていると
フフッと笑ってる二宮くんが
N「変な奴じゃなくてさ……いい人で
良かったなって」
そう、俺なんかには勿体なさすぎる
お言葉を頂きました。
はわわわわわ……
目の前の二宮くんはそう言って
顎に両手を添えてニッコリ笑っていた。
あ…相葉先輩の彼女さん。
やっぱり人たらしですかも。
抜群に可愛いらしいその仕草に……
癒されちゃいます。
俺。
……もし、この人に本当に嫌がらせみたいな
事する奴がいたら、仮に相葉先輩がそこに
もし、いない時は、代わりに絶対全力で……
あなたを、そのクソみたいな奴等から
守りますから!!
「友達」
って、そういうものなんですよね!?
俺、あなたに……いや、
相葉先輩と二宮くんお二人に。
忠誠を誓います!
ストーカーとしてではなく!
お二人に認められた「友達」として!
……はい。
