
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
N side
J「ニノ!おい、ニノ!」
何よ……潤くん。
午後からの授業。
なんか、もう疲れて眠たい。
目がトロンとしかけていい気分の時に
横から潤くんに小声で呼ばれた。
J「オレが相葉先輩いない間は、お前の
ボディーガードになるかんなっ!」
……は?
潤くんがニヤニヤしながら、機嫌良さげに
親指立てるポーズで何やらキメてる。
何よ……?
N「どうしたの?何?」
机に片手をベタぁっとついて、寝そべる
ポーズでこっちを見ながら潤くんは
こう言った。
J「お前の彼氏様から、直々に頼まれたから」
……まーくん?
はいっ?
眠気が覚めた。
N「どういう事?」
J「だからぁ、あいつ!あいつがニノに
近寄らないように見張り役!ってこと」
N「あっ、そういう事……っておいっ!」
J「クックックッ」
N「いつの間に、そんな話になってんの?
僕、大丈夫だから」
J「いや、姫を託されたんでしっかりと
ナイト致します」
片手を胸に当てなんかの忠誠を立ててる
潤くん。
……もう、疲れる。
N「……心配しすぎだよぉ」
有難いけどさ。
J「王子がいない時は、このわたくしが」
……。
N「櫻井姫が、妬いちゃうかもよ?」
わざとらしく言ってみたら潤くんは
J「そのスパイスも、エッチの材料になるから
ヨシッ!」
N「えぇっ!やっちゃったのぉ!??」
「なんだ?二宮~?なんかやらかしたかぁ」
!?
先生に思いっきり睨まれた。
んもうっ、潤くんのせいだかんねぇ?
潤くんはニヤニヤ相変わらずして
僕が注意されたのを楽しそうに見ていた。
くそぉっ!
