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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第5章 ~ソングボーイズ登場~

あっ、3列目の真ん中に居た。

僕は、郁君の方を見ながら笑顔で手を振る。

-郁視点-

「ふふ♪」

有里君と目が合って、僕も手を振る。

「キャアアアアア~!!///」

他のファン達は、自分に手を振ってると思ってるみたいだ。

僕は、有里君の顔を見て頷く。

すると、有里君も頷いた。

「それじゃあ、いよいよミニライブの時間だ」

「ファンのみんなを、幸せの笑顔にしてあげるね♪」

「先ず、最初の曲は」

「僕達のデビュー曲、First Song」

筑紫君が曲名を発表したのと同時に、イントロがかかり始めた。

「「「「きみと初めて出逢った あの日から始まった
ぼくたちの物語~♪」」」」

ソングボーイズが歌い始めて、僕達ファンはテンションが上がる。

「ソングボーイズの生歌だぁ♪」

ソングボーイズの、しかも有里君の生歌が聴けてめちゃくちゃ幸せな気持ちだ。

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